Be the Change!
どうも、こんにちは。
最近、九州地方は気持ちのいい五月晴れで
外に出たくなりますね。
ていうか、逆に暑すぎるくらいで日中少し外を歩いただけで汗びっしょりです。。
でも、お天道様が登り始めるときや夜の帳が降り始めるときは空気がひんやりしてて気持ちがいいので、散歩するのにはオススメです。
空気が澄んでて空の景色も絵に書きたくなるほど綺麗です。
さて、先週の日曜日に『セヴァン・スズキのBe the Change!ツアー2016 ~ミライノセンタク~』
というイベントに参加するため北九州に行ってきました。
これはなんのイベントかというと題名のとおり、「これからの未来について考え、ひとりひとりがその目指す未来のための変化になろう!」というような目的で、
バンクーバー出身の環境学者であるセヴァン・スズキさんを始めとする、環境問題に最前線で取り組まれている方々の講演会でした。
なぜこのような会に参加したのかと言うと二つ理由があります。
一つ目は、自分の環境意識を高めたかったから。
二つ目は、変化を起こしたかったから。
そもそもなぜ、経済学専攻の私が環境に興味を持っているのかというと、
去年、お会いした水俣患者の緒方正人さんによる講演を聞いたことがきっかけでした。
緒方さんのお話は自分に雷が落ちるほどの衝撃でした。
水銀を川に流し続けたことで水俣病の主犯とされた「チッソ」から、それが原因で水俣病にかかってしまった患者たちが、賠償金を勝ち取るために長年にわたる裁判で争っていた。
だが、緒方さんだけはそこに違和感を感じていた。
「これはチッソとわれわれ患者だけの問題であろうか。コトの本質はお金を勝ち取ることではないのではないか。」
そこから、緒方さんは批判を背に受けながらも「われわれ患者」から自ら抜け一緒に戦うこともやめた。
そしてコトの本質を探り続けた。
最終的にたどり着いた答えは、
「これは人間×自然界の問題だ。」
ということ。
簡単に要約するとこんな感じですが、ぜひ彼の著書を一度読んでもらいたい。
彼の話は今を生きる私たちに、これからの未来を生きる上での大事な大事なヒントを持っているとおもいます。
非常にオススメです。
Amazon.co.jp: チッソは私であった: 緒方 正人: 本
わたしは、その話から環境に関心を寄せ始めました。
そして、昨年バンクーバーに留学していたとき、通っていた語学学校のGreen Leadershipというクラスで環境について勉強しました。
バンクーバーは本当に自然が豊富で、晴れた日には必ずといっていいほど近くの芝生の生えた公園で遊んだり、山にハイキングにいったり、海で泳いだりしていました。
そうしているうちにさらに自然に興味を持っていきました。
そのときのある授業がきっかけでセヴァン・スズキさんを知りました。
そして彼女の父であるデイビット・スズキさんはバンクーバーでは知らない人はいないというくらい超有名な環境学者で、バンクーバーの名門大学であるUBCでも教鞭をとられています。
機会があって講演会に出席し、握手を求めに行くぐらいファンになってしまいました(笑)
それはさておいて、話をセヴァンさんの方に戻すと、
当時12歳(1992年)の彼女は、ブラジルのリオで行われた地球サミット本会議にて、伝説のスピーチをして世界中を驚かせました。
その時のスピーチはこちら↓
セヴァン・カリス=スズキ/リオサミット「伝説のスピーチ」 - YouTube
彼女は講演会でもその時の経験について語っておられました。
彼女は幼い頃、父のデイビットさんに連れられてよく釣に行っていたそうです。
体中癌に侵された魚を見るまでは。
そこから、当時12歳にも関わらず、ECOという子どもの環境クラブを立ち上げて、まちのゴミ拾い、海岸の清など掃様々な環境活動に携わりました。
その活動をしているうちに気づいたのです。
「世界を変えるには、世界のリーダーたちに訴えるのが一番有効な手だと。」
そこから自分たちでお金を貯めて、リオ行きの切符を手に入れました。
12歳なのにすごい行動力ですよね。
勇気ある行動には、ほんとに感心させられます。
彼女はそれについてこう、語っていました。
「どうしてこんな勇気のある行動ができたかって?それは自分ができる小さな事の達成の積み重ねのおかげ。それによって自分に少しずつ自信がつき、やがて社会を変える大きな力になる。」
なんか自分に語りかけられているようで、すごく心が動かされました。
私も何かをやろうとしたとき、自分の目の前に現れる大きな壁を意識してしまう時があります。
その壁の厚さに圧倒され怖気づき、結局何もしなかったことが多々。。。
しかし、それは自分に自信がないだけであって、自信がないならとりあえず自分の出来る小さなことから始めればよかったのだと思います。
私にも、大きな夢があります。
それは「世界に笑顔を増やすリーダーを生み出す人になること」です。
ここで私が想像している笑顔とは、「幸せを噛み締めている時に自然と溢れる笑顔」です。
そのためには、まず自分が身近な世界に笑顔を増やし続ける努力をしていかなければなりません。
まずは小さなことから。できることから。
それを繰り返すことによって、大きな力になって、世界がそんな笑顔のあふれる人たちで増えたらな。と思っています。
今日会った人を笑顔にできたかなー?
明日はどれだけの人を笑顔にできるかなー?
楽しみです。
5月12日にぶらっと訪れた糸島シェアハウス。
ギブミー・ベジタブル(野菜を入場料にして、みんなが持ち寄った野菜を料理人の方々が参加者にふるまう)というイベントがありました。他にも音楽ライブや、乾パンWS(個人的には大好きだった)、落語会など盛りだくさんで、大人も若者も子どももわいわい集まり、最高の休日を過ごせました。
セヴァンさん×中村隆市さん×原田昌樹さんによるパネル・トーク。
なかなか聴き応えのあるものでした。個人的には参加者の年齢層が高めだったので、もっと若者にも来て欲しかった。
庭のテラスから撮った空。ここ最近、空が綺麗で毎日空を見るのが楽しみだ。
この景色を見るために生きてきたのかと思うと、なんか小さな悩みもどーでも良くなって心が軽くなっていく。
真っ赤な夕焼け。
今日も生きててよかった。
続く。
For now, it's time to say good bye.
See ya!